BULLIUM日記

心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くればあやしうこそ物狂ほしけれ

超ショートショート?

どうも、
友達の「ち○この1つや2つくらい剥けるわ!
という発言で抱腹絶倒したBULLIUMです。


2つ剥いてどうする


久しぶりの更新になりますね。
外界ではいろんな事があったようで・・・
まぁいいや。
今日はこの間思いついた
短編小説?ショートショート?を
書き殴りたいと思います。

プランC


ーピンポーン。
「空いてますよー。」
そういうと客は入ってきた。
「予約した佐々木裕二というものです。」
予約リストをチェックすると
しっかり午後6:00の所に佐々木ユウジと書いてある。
「お待ちしておりました佐々木さん。
どうぞこちらにお掛け下さい。」
本革のソファーを勧めた。
随分買うのに苦労したやつだ。
「少し準備をしますので、
こちらのアンケートにお答えください」
準備と言っても、もうほぼ準備は終わっているので
トイレを済ませるくらいだが。


部屋に戻ると客は火の点いてない暖炉を
見つめていた。
アンケートはもう記入し終わったらしい。
『当店を選んだ理由は?』には、
『ネットで評判が良かったから』と書いてあった。
誰がそんな事を書くのだろうか不思議でたまらない。
アンケートはすぐ見終わった。


「じゃあ、幾つか質問をします。」
彼は顔を上げた。
彼の顔色は悪くはなかったが良くもなかった。
「はい。」
「じゃあ、まずなぜここに来ようとしたのですか?」
「仕事は辛いし、嫁は浮気しするし、
何もできる事はないし、自分がこの地球に
存在していても良いことなんてないんです。」
彼は用意してあったかの様に淡々と答えた。
ここに来る客は大体そうである。
自分で常にこうやって自分を責めている。
だから壊れてしまう。
「ここに来た人はみんなそう言います。」
「そりゃそうですよね。」
彼の目だけが笑っていた。私は質問を続けた。
「プランA、B、Cとありますがどれに致しますか?」
詳細が書かれた紙を
彼は顎に手を置きながらじっくり見た。
「うーん、じゃあCで。」
「かしこまりました。Cですね。
では次の部屋で待機していてください。」


かくして私達はこの最後の部屋に入った。
「では、そこの椅子に座ってください。」
「これですね。」
彼は赤茶けた椅子に座った。
時計を見るともう5時59分である。
「残り1分です。」
そこからの1分は毎度の事ながら長く感じる。
秒針がなかなか進まない。
残り30秒。
客は不気味な程落ち着いている。
残り20秒。
私もこの仕事に慣れたようで落ち着いている。
残り10秒。
ここでしか味わえない沈黙がある。


そして、私は引き金を引いた。
赤茶けた椅子の赤みが増えた。
銃殺。これがプランC。

まとめ


本当久しぶりの更新になりましたね。
次はいつ顔出せるのやら


では!


お話の感想をくれると喜ぶよ!